Q&A
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- 充電方法
- バッテリー用語の説明
- その他
保管方法
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Q
バッテリーの適切な保管温度はありますか?
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A
鉛バッテリーは、満充電の状態であれば-20℃~50℃で保管いただけます。ただ、自然放電により電圧が低下した場合、氷点下だと電解液が凍る可能性があるため、定期的に補充電を実施して下さい。また、ケースの劣化を早めますので、直射日光のあたらない場所での保管をお勧めします。
リチウムイオン電池は、使用されている金属によりますが、Discover社製リン酸鉄リチウムイオン電池の場合、-20℃~45℃となります。こちらも直射日光を避けての保管をお勧めします。
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Q
保管中のメンテナンスは必要ですか?
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A
必要です。特に鉛バッテリーは、自然放電により、何もしなくても電圧が低下します。電圧が低下したままにしておくと、充電・放電の能力が低下します。このため、定期的に電圧を確認し、補充電をする必要があります。弊社では、より高い品質を維持するため、12.6V以上を維持する為、定期的な電圧確認、補充電を実施しております。
また、開放型の鉛バッテリーの場合、電解液の水分が蒸発することもあるので、適切な液面レベルとなっているかの確認が必要です。
リチウムイオン電池に関しても、多少の自然放電がありますので、定期的に電圧を確認し、40%の容量となるように充電を行ってください。
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Q
保管時に気を付けることはありますか?
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A
鉛バッテリーは、自然放電するので定期的な電圧の管理と補充電を行い満充電に近い状態を維持することが大切です。開放型バッテリーの場合は、液面レベルの管理も必要です。
リチウムイオン電池の場合、満充電で長期間保管すると劣化の原因となるので、半年以上補完する場合、半分程度の容量で、湿度の低い冷暗所で保管します。ただ、多量に保管する場合、消防法に抵触することもありますので、詳細は最寄りの消防局にご相談ください。
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Q
半年以上保管したいのですが、可能ですか?
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A
鉛バッテリーの場合、満充電の状態で、日の当たらない場所で保管すれば問題なく保管可能です。定期的に確認することが難しい場合、CTEKのようなメンテナンス機能付きの充電器を使用することで一定の電圧以上で維持することが可能です。
リチウムイオン電池の場合、容量を半分程度にし、湿度の低い冷暗所に保管するようにすれば問題ありません。
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Q
ニスコではどのような管理をしていますか?
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A
「バッテリーは生物」という考えの下、入庫時にロット番号やバッテリーの状態を記した看板を取り付け、先入先出を徹底しています。
また、定期的に電圧を測定し、原則12.6V未満のバッテリーは充電を行うことで品質を保持し、お客様のお手元に届いた際にすぐお使いいただけるように管理しています。
開放型バッテリーは、出荷前に全て液面レベルを調整して出荷しています。